ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)との引っ越しは、転勤のある職業をしている方は、近からず遠からず訪れるもの。
広島から九州、九州から北海道、北海道から広島までの長距離引っ越しを経験した私が、どのようにレオパを運搬したかご紹介します。
必要な物
- タッパー(食品保存用容器)※レオパを入れる用
- キリ、ハサミ、かたー ※空気穴をあける用
- キッチンペーパーまたはペットシート ※床材
タッパーについて
タッパーはレオパを入れた後、空間が広すぎず狭すぎない物を選びました。
空間が広いと、レオパが動き回り運搬中にケガが起こる可能性があり、逆に狭すぎるとストレスになる可能性があると考えたためです。
実際に使用したものは、イノマタ化学株式会社「ナチュラルパック1300」を使用しました。
6年間飼育した体重40gのレオパを入れたときの上から見たとき、下から見たときの写真。
5年間飼育した体重70gのレオパを入れたときの上から見たとき、下から見たときの写真。
レオパを入れたとき、タッパーの広さが狭すぎず広すぎない、さらに高さもほどほどに確保できました。
蓋はしっかり閉まるので、レオパの力では開けることは難しいと思いますが、念を入れてビニールテープ等で開かないようにするのも、一つの手です。
キリ、ハサミ、カッターについて
これは、タッパーの蓋に空気穴を空けるために使用しました。
どんなものを使用しても問題ないと思います。
キリで穴を空ける場所にあらかじめ小さい穴を開けて、ハサミで穴をぐりぐり広げました。広げた後は、蓋の一部が棘のように飛び出ますので、レオパが当たっても傷がつかないようにカッターで削り取り、開け口を滑らかにしました。
穴は4つほどで問題ないと思います。
ハサミをしようして穴を広げていく写真です。
キッチンペーパーまたはペットシートについて
タッパーはつるつる滑るため、床材としてキッチンペーパーかペットシートを敷いておきました。
敷くことで、運搬中に滑りケガをすることを防止できると思います。また、運搬中に糞をすることもあったため、床材としてキッチンペーパーかペットシートは敷いた方がいいと思います。
実際にキッチンペーパーを敷いてある写真は、「タッパーについて」の項目を参考にしてください。
運搬方法
運搬するにあたり、私は下記の手順で行いました。
- 餌抜き
- タッパー入れる
- 実際に運搬
- 引っ越し後の初給餌
餌抜きについて
引っ越しを行う1週間前から餌をあげるのを止めました。
これは運搬中の餌の吐き戻し防止と、消化不良の防止が狙いです。レオパは尻尾に栄養をためるため、普段から給餌を行っていれば1週間餌をあげなくても問題ありません。
しかし、水入れには常時水が入っているようにして、水分補給は行えるようにしました。
タッパーに入れる
引っ越しの前日にレオパを運搬するタッパーに入れました。
これは、タッパーに入れた直後に運搬を行うと慣れない環境で運ぶことになるので、余計にストレスがかかると考え、タッパーに慣れさせることを目的としました。
実際に運搬について
引っ越しの当日は、タッパーを鞄等に入れ、直射日光に当てないよう車で運搬しました。
その際、飼育時に使用しているビバリア「ツインメーター」をタッパー内に入れて、いつも飼育しているときの温度と湿度からかけ離れないよう注意しました。
九州から北海道は2泊3日、北海道から広島への引っ越しは3泊4日かけて車で移動しました。
車での移動中は水を与えていませんが、宿泊時などの泊まるときにはいつも使用している水入れを使用して水を与えました。
やはり、レオパの生態を考慮すると、水より温度と湿度に注意をした方が運搬がうまくいくと考えます。
引っ越し後の初給餌について
引っ越し後、飼育ゲージに移した後の給餌は、1日後に行いました。
これは、移動後のストレスがある状況での給餌は吐き戻しなどの原因となる可能性があると考えたためです。
給餌後は、特に吐き戻しや拒食はなく、通常通り飼育できています。
最後に
レオパと一緒の引っ越しは、生体にストレスがかからないようポイントを確認しながら行えば、問題なく行えます。
引っ越し後も、ペットとの楽しい生活が送れるよう、注意して引っ越しをしましょう。
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